お悩み

暖房機能やお尻の洗浄機能がある便座へ交換したいのだけど

解決策・アドバイス

ご自分で交換される場合は、トイレにコンセントがあるか?止水栓に分岐金具が必要かどうか?確認しましょう

最近は、便座の暖房機能やお尻の洗浄機能だけでなく、ふたの自動開閉機能や温風乾燥機能など、さまざまな快適機能を持つ便座が数多く販売されています。

便座には大きく3タイプがあります。普通便座、暖房便座、温水洗浄便座の3つです。普通便座は、何も付いていない普通の便座。冬場はヒンヤリとして嫌ですね。座っただけで、ブルっとしてしまいます。

暖房便座は、ヒヤっブルっとしないように、便座に暖房機能が付いたもの。3〜5段階程度で温度調整できるようにもなっています。それに加えてお尻の洗浄機能(加えて、女性向けのビデ機能)が付いたものが温水洗浄便座です。温水洗浄便座にはまず、便座の暖房機能も付いています。

家電量販店などで購入され、ご自分で温水洗浄便座を取り付けられる場合は、トイレにコンセントがあるか?止水栓に分岐金具が必要かどうか?確認しましょう。

さて、この温水洗浄便座には、さらに2種類あることをご存知でしょうか?値段・使い勝手・電気代などが異なりますので、温水洗浄便座への交換される際にはよく検討してみてください。

貯湯式温水洗浄便座

洗浄用のお湯を沸かしてタンクに貯めておき、常時保温するタイプの便座です。瞬間式と比較すると便座そのものの値段は安いですが、タンクの中のお湯の量を越えて長い時間使ったり、短時間で何度も使ったりすると湯切れを起こします。また、タンクの中のお湯を常時保温するので電気代が高くつきます。

瞬間式温水洗浄便座

使用するときだけ瞬間的に水からお湯を沸かすタイプの便座です。貯湯式と比較すると便座そのものの値段は高いですが、使うときにお湯を随時沸かすので湯切れがありません。また、お湯の保温の必要がないので、貯湯式と比較すると年間で3,000円くらい電気代が安くつきます。また、タンクが必要ないのでスタイリッシュ、トイレの中がかさばりません。

この「お湯をあらかじめ沸かして貯めておくか、必要なときに瞬間的に沸かすか」の違いは、実は便座の暖房機能についても同様にあり、最近では使うときだけ便座を暖める瞬間暖房機能がついた便座もあります。この便座ですと、電気代にすると年間で5,000円くらいお得になります。かなり大きい差ですね。

少なくとも数年は使うものですから便座そのものの値段が少々張っても、電気代(ランニングコスト)が安くて済む便座を選択されるのが良いでしょう。
また、便座の機能として、リモコンの有無、自動洗浄機能、自動ふた開閉機能、温風乾燥機能などが付いているものがあります。好みや必要性に応じて、お宅・ご家族にピッタリなものを選んでください。