お悩み

サッシの建て付けが悪くなり、ガタつき・開閉のしづらさ・隙間風が気になります。経年劣化によるガラスの汚れも気になります。リフォームの予算はどれくらいでしょうか?

解決策・アドバイス

経年劣化で汚れ・くすんだ窓ガラス。サッシはそのままにガラスのみ交換すれば安価に窓リフォームができます

サッシごと交換となると、費用・工期がかなりかかってしまいますが、窓ガラスのみの交換とすれば安価にすませられます。より多くの光が取り込めるようになってお部屋が明るく、外の景色もキレイに見えるようになり、快適さがアップしますよ。

意外に思われるかもしれませんが、窓ガラスも経年劣化で汚れたりくすんだりしてしまいます。夏場の直射日光、激しい雨風などに1年中さらされているからです。窓ガラスに限らず外壁も同様ですよね。定期的に塗装などのメンテナンスが必要です。

窓ガラスが劣化するのには、大きく以下のような原因があります。

紫外線
紫外線にさらされると、人の肌も黒く日焼けしてしまいますよね。ガラスも同じです。しかも、1年中紫外線にさらされているのですから、その影響は計り知れません。
ガラスが白っぽく濁るのは、紫外線に当たりガラスに含まれる成分が化学反応を起こすことが原因です。
温度差
最近では、夏場の日中は40℃近くの気温になることがあります。路面や車のボディー、外壁など、そしてもちろん窓ガラスも、ずっと直射日光にさらされていますから、それ以上の温度になっています。夜になるとガラスの温度も下がりますが、1日の中で数十度もの温度差にさらされ、それを繰り返していることになります。
窓ガラスの中でも熱くなりやすいところ・そうでもないところがあり、その温度差で歪みが生じることもあります。
風雨・砂・ホコリ
強い風に運ばれてきた砂やホコリは、窓ガラスの表面にたくさんの小さな傷をつけます。最初は目立ちませんが徐々に蓄積され、ガラスそのものの強度を劣化させたり、傷によってガラスがくすんで見えるようになってきます。
また、雨水に当たることでガラスからアルカリ成分が溶け出し、白っぽく濁る原因にもなります。

窓ガラスが白濁してきたらそれはガラス交換のサインですから、新品の窓ガラスへ交換しましょう。
サッシはそのままにガラスのみ交換できます。オススメはペアガラスへの交換。サッシはそのままにペアガラスにすることも実はできるのです。ペアガラスにすれば、お部屋の暑さ・寒さ対策、結露対策にもなります。

ご参考までに、腰窓(立った状態のときに枠の下部分が腰のあたりにくる窓のこと)のガラスをペアガラスへ交換する場合(2枚)で、40,000円程度となります。