お悩み

畳からフローリング、カーペットからフローリングなど... 床材を変えるリフォームをしたいのだけど、簡単にできるものですか?

解決策・アドバイス

無垢材のフローリングを重ね貼りされる際は、床と敷居との間の高さに十分注意しましょう

雰囲気が良く、オシャレな無垢材のフローリングは大変人気がありますが、重ね貼りでの床リフォームの際にはリフォーム材の厚さに注意してください。

一般的に、床リフォームで施工するフローリングの90%は、複数層からなる基材の表面に0.3〜2mm程度の厚さの化粧加工用の木材を貼った「複合フローリング」と呼ばれるものです。厚さとしては12mm、特に床リフォームの重ね貼りに特化した材に限っては、厚さ6mm程度です。

一方で、残り10%ほどの住まいやインテリアにこだわりをお持ちの方が好んで選ばれるのが、いわゆる「無垢材」を用いた「単層フローリング」です。無垢のフローリングの代表的な材としては、パイン(赤松)・楢が、その他には檜や杉などがあります。特徴ですが、長所としては「感触(足触り)が良い」「雰囲気が良い」、短所としては「檜や杉は柔らかいので傷がつきやすい」「反りが出ることがある」「手入れが必要」「複合フローリングと比較してとても高価」であることが挙げられます。

雰囲気が良く、オシャレな無垢材のフローリングは大変人気がありますが、重ね貼りでの床リフォームの際にはリフォーム材の厚さに注意しなければなりません。材(商品)にもよりますが、厚みがおおよそ15mm以上あります。上述しましたように、床リフォームの重ね貼りに特化した一般的な「複合フローリング」のフローリング材の厚みが6mmであるのと比較すると、実に10mm程度厚いことになります。

ですから、今あるフローリングの床の上に重ね貼りする場合は、現在の床面と敷居の上面との高さの差が十分にあるか? 重ね貼りすることによって、ドアを開閉できなくなるようなことがないか? をあらかじめ十分に確認してからにしましょう。