お悩み

家族が増え、モノも増え、収納不足で困っています。オススメの解決リフォームはありますか?

解決策・アドバイス

押入れをクローゼットへリフォームし、多目的で使い勝手の良い収納に変えましょう

寝室で布団を敷いて寝ておられる方は今や少数派でしょう。生活様式が変わり、多くの方がベッドで睡眠をとってらっしゃると思います。ですので、布団を収納・出し入れするための押入れは不要になっているハズです。そんな押入れをリフォームして収納として活用しましょう。

押入れは上下段に分けられているだけ、また、引き違い戸ですから開口の半分しか開けられず、あまり使い勝手の良い収納とは言えません。
布団を敷いて寝るという睡眠からベッドでの睡眠へという生活様式の変化により、布団を収納しなくても良くなったことから、押入れを多目的で使い勝手の良い収納として使えるようにクローゼットへリフォームされる方が増えてきています。

ここでは、押入れをクローゼットへとリフォームされる際に、お客さまへ実際にアドバイスさしあげていることをいくつかご紹介します。

引き違い戸を折れ戸へ替える

折れ戸へ替えれば、ほぼ開口いっぱいまで開けられますから収納全体を見渡せるようになります。何が入っているか、スグにわかるようになりますね。
また、収納品の出し入れがしやすく大きなモノでも出し入れできるようになります。開口の半分しか開けれない引き違い戸と比較して、格段に使い勝手が良くなります。

折れ戸にすると、見た目がスタイリッシュにもなりますね。
デメリットがあるとすれば、引き違い戸と比較すると密閉率が下がることくらいでしょうか。敢えて、扉・戸なしの収納にするのも一手です。収納状況がパッとわかりますので、モノを探しやすく取り出しやすいのがメリットです。

内壁をクロス貼り仕上げする

押入れの内壁はベニア板がむき出しですよね。特に奥行きがある押入れですと、どんよりと...どうしても暗く見えがちです。
ですので、クロス(壁紙)を貼り、キレイに明るく仕上げるのがオススメです。使い勝手には影響しませんが、戸を開けたときの印象がまったく変わりますよ。

上下段を分けていた棚板を撤去する

押入れを上下段に分けていた棚板を撤去すれば、高さのあるものでもクローゼットの中へ収められるようになります。
衣装ケースを購入する際には「押入れに収まるか?」が高さを選ぶ基準のハズですが、それも気にしなくて良くなりますね。また、お部屋の中でスペースを取っていたタンスなどを収納できるようにもなり、お部屋を広く使えるようにもなります。

床をフローリングにする

床もベニア板がむき出しで、見た目があまり良くありません。ですので、床はフローリングでキレイに仕上げましょう。クローゼットへの出入りも躊躇しなくて良くなります。

このとき、床を作り直さなければならないこともありますので、注意してください。押入れの床は、案外シッカリとした構造の床になっていないことが多く、人が入ると床が抜ける...そんなこともあります。
ですので、人が入ったり、タンスを置いたりしても大丈夫なように、まず床の構造をしっかりと作り直した上で、フローリングに変えましょう。

ハンガーパイプを作り付けする

押入れには掛けられなかった冬物のコートなど。ホームセンターなどで購入できる突っ張り棒をハンガーパイプ代わりに使えなくはないですが、やはり対荷重に心配があります。特に元が間口の広い押入れだったとすると、突っ張り棒がたわんでしまう可能性が高いですし、突っ張る箇所の壁が痛んでしまう心配もあります。

ですので、洋服をたくさんお持ちでリフォームを機に洋服をたくさん掛けられるようにされたい方へは、ハンガーパイプを作り付けされることをオススメします。突っ張り棒と比較すると対荷重の心配がかなり緩和されますし、洋服ダンスが不要になりお部屋が広く使えるようになります。

作り付けにしてしまうと、その通りにしか使えなくなってしまうのが嫌とおっしゃる方もいらっしゃいます。そんな方へは、収納ユニットを組み合わせて自分に合った収納を作るのがオススメです。

ダイケンさんの「relacro(リラクロ)シリーズ」

いかがでしたでしょうか? 使わなくなった・使いづらくなった押入れ。目的に応じた使い勝手の良い収納へのリフォームを検討してみてください。

最後に、押入れをクローゼットへとリフォームする際の費用ですが、12〜25万円となります。リフォームの内容により費用に開きがあります。
また、リフォームに要する工期ですが、これまた内容により開きがありますが、2〜3日間となります。