お悩み
下水処理方式の変更で気をつけることは?必要な費用はどれくらい?補助金は出るの?
解決策・アドバイス汲み取り式トイレから簡易水洗トイレにされる場合は【家族の人数 × 100リッター】が目安、便槽の大きさに注意しましょう
少量とは言えど簡易水洗トイレは水を使い、それは便槽に貯まります。汲み取り式トイレのときよりも便槽に貯めるものが増えますので、便槽のサイズに注意してください。
簡易水洗トイレへリフォームされる際、便槽のサイズをどれくらいのものにすれば良いか?ですが、1つの目安としては、<span class="text-bold">家族の人数 × 100リッター</span>です。これが1ヶ月分の目安となります。
水洗トイレと比べると洗浄に使用する水量は1/10程度、もしくはそれ以上と極少量ではありますが、汲み取り式トイレの場合は便槽に貯まるのが汚物のみであるのに対して、簡易水洗トイレの場合は洗浄に使用する水も便槽に貯まりますから、サイズを小さく見積もってしまうと便槽が溢れてしまう可能性があります。
汲み取り式のときと同等のサイズの便槽であれば、汲み取りの周期が2倍となることにも注意してください。
また、「簡易水洗トイレで温水洗浄便座は使えますか?」というご質問をいただくこともあるのですが、温水洗浄便座を使用するということは、汚物の洗浄に使う水に加えてお尻の洗浄に使う水も便槽に流れ、貯まることになります。従って、もし日常的に温水洗浄便座の洗浄機能をお使いになるようであれば、便槽がスグに一杯になってしまいますので、あまりオススメはできません。
なお、汲み取り式トイレから簡易水洗トイレへとリフォームされる際には、給水設備の工事が必要となることもお忘れにならないでくださいね。