美しい景観を保つためには10〜15年くらいの周期で屋根塗装が必要です。塗装費用は約2,200円/㎡〜です

新築されて10年ほど経過すると、屋根の色褪せが徐々に目立つようになってきます。コロニアル・カラーベストなどの屋根材は「カラーバリエーションが豊富」という特長があるので、建てるときには「どの色にしようか？」とワクワクしながら、また、悩みながらお選びになった色だと思います。それが色褪せしてくると気持ちがちょっと沈んできますよね。
美しい景観を保つためには、10〜15年周期で塗装してあげましょう。新築のときのような見た目や気持ちを取り戻せます。

気になる費用ですが、当社指定のシリコン塗料の場合で2,200円/㎡〜（足場費用は別）となります。最近では高断熱効果のある塗料など、塗料にもさまざまな種類がありますので、塗り替えの際には業者さんへいろいろとお悩みやご希望を相談されてみると良いですよ。

なお、塗装し直しても屋根材・屋根の強度は変わらないことにはご注意ください。誤解されることが多いのですが、塗装はあくまでも見た目を良くするものにしか過ぎません。屋根材は毎日日差しや風雨に晒されることで経年劣化していきます。
もっと言えば、コロニアル・カラーベストなどは塗装によって防水性を確保している屋根材ですから、塗装というメンテナンスをしてやらなければどんどん劣化します。

キチンとメンテナンスをしてやった上での屋根材としての耐用年数が約30年です。新築されてから2〜3回目の塗装が必要な時期には、屋根材の「葺き替え（全交換）」か「カバー工法」での重ね葺きを検討してください。

また、もしかするとご自身で（ご主人が）屋根に上って塗装をされる...といったことを検討されているかもしれません。その際は、くれぐれも事故のないように注意していただくのはもちろんなのですが（本当に危険ですので、業者へ依頼されるのがベストです）、塗装後に屋根材と屋根材の間、重なり部分が塗料で埋まってしまわないように、「縁切り（目地切りとも）」を必ず行ってください。
縁切りがキチンとできていないと、後々雨漏りを引き起こす可能性があります。業者さんですらやっていないことがあるようで、「屋根塗装をしたら（したのに）雨漏りしはじめた...」というご相談をいただくことも...。
また、塗料の乗りが悪かったり、それが原因でスグに塗装がハゲてきたりの原因になりますから、塗装前に高圧洗浄機を使ってシッカリと汚れを落としてから塗装をしてください。