お悩み

屋根が色褪せて来たり、ヒビもあったり...リフォームが必要なのかな?と思っていますが、リフォーム費用はどれくらい?

解決策・アドバイス

雨漏りを見つけたらスグに屋根を点検、必要ならば修理をしましょう

コロニアル・カラーベストなどスレート屋根でも例外なく雨漏りは発生します。見つけたら、スグに点検・修理しましょう。

「雨漏りって、瓦屋根で起きるものでしょ?」という認識を持たれている方が多い気がします。ここで「瓦屋根」というのはいわゆるセメント瓦や日本瓦の屋根のことですが、コロニアル・カラーベストなどスレート屋根の屋根材も、セメント瓦や日本瓦も結局は「板」ですから板と板の間には隙間があり、何かで屋根に留めていることには変わりません。ですので、コロニアル・カラーベストなどスレート屋根も、例外なく雨漏りします。

特に、コロニアル・カラーベストという屋根材に絞ってお話しますと、これらの屋根材は年数が経過すると重なり部分の裏から雨水を吸収して反り返るものが出てきます。そのような状況になってくると、屋根材の下にあり同じように年数が経過した下地材も劣化していて、当初のような性能を持ち併せなくなっています。
屋根材が反り返ることで隙間ができ、そこへ強風に乗り横から吹き込んでくる雨水が入り、劣化した下地材へ染み込んだり、破れた箇所から滴り落ちたり...で雨漏りするのです。もちろん、屋根材のヒビや割れ、ズレが原因となることもあります。

また、棟(屋根と屋根の面がつながる場所、山で言えば頂上にあたる箇所)には金属製の板を被せ、それを釘で打ち付け固定していますが、年数が経過するとその釘が浮いて来て板金が不安定になったり、浮いてズレたり、外れたりして雨漏りの原因になることもあります。

コロニアル・カラーベストなどスレート屋根も、例外なく雨漏りします。屋根材の寿命(耐用年数)は約30年、棟は約15年程度。もし雨漏りを見つけたらスグに点検・修理されるのはもちろん、雨漏りが起きないように定期的な点検と必要に応じた修理を定期的に行うようにしましょう。